HTMLコーダー(マークアップエンジニア)になる為に必要なスキルとは

HTMLコーダー(マークアップエンジニア)になる為に必要なスキルとは Web制作テクニック

WEBサイトの制作には様々なメンバーが関わっていますが、その中にHTMLコーダー(コーダー)という職種があります。いわば私の職業ですね。

類似する職種としてマークアップエンジニア、フロントエンドエンジニアがありますが、小規模の企業では同義と思って差し支えないでしょう。
同エンジニアとの違いを言うならば上流行程での設計業務を行うということでしょうか。
フロントエンドエンジニアに限っていえばHTMLよりもJavascriptの設計・開発をメインにやってるイメージですかね。
それもやはり企業の規模やスタイルによりけりだと思いますが。この記事ではコーダーで統一します。

さて、前置きはここまでにして本題に入りましょう。
コーダーになる為には一体何が必要か。

これも所属する企業によって求められるスキルは異なりますが、
とりあえずデザインからHTMLを作成できればコーダーであると言えるかもしれません。
2005年くらいまでならそれでも通用したかも知れませんが、
現在はツールの進化していることやblogで満足な顧客も多い為、以前のようなスキルでは厳しいかと思います。

一体何が必要か?(社会人として当たり前のスキルは除く)必要なスキルをまとめてみました。

  1. 案件のタイプごとに適した柔軟なコーディング
  2. HTML・CSSの正しい理解と既存のバグの把握
  3. プログラミングの基本的な知識
  4. デザインの基本的な知識やユーザビリティの知識
  5. 最新技術の習得

1.案件のタイプごとに適した柔軟なコーディング

サイトの規模や予算、納期など案件によって条件は様々です。
本来であればW3Cの仕様に則ってサイト作成するのが好ましいわけですが、
制作期間が1日も無いようなケースでは標準準拠な作りだと納期に間に合わなくなる可能性があるので、
スピードを重視した手法をとる場合もあります。
仕事である以上納期は最優先です。もちろん、可能な限り手をかけます。

また、デザインのテイストによっても最適なコーディング方法があります。
運用段階を視野に入れるとさらに変わってくるでしょう。

どのコーディング方法を採用するか判断するスキルがコーダーには求められます。

2.HTML・CSSの正しい理解と既存のバグの把握

プロである以上正しい知識は習得しておくべきでしょう。
間違った知識でもサイトは作成できますが、何か不具合が発生した際、原因となる箇所が多く存在することになる為解決に時間を要します。

また、ブラウザごとに表示や挙動に違いがあり、ブラウザ側の不具合も含めて、正しいコーディングをしても表示に不具合が出ることがあります。かつては特にInternet Explorer(IE)で多くの不具合に悩まされましたが、IE11のデスクトップアプリは2022年6月15日にサポートが終了しています。それでも、ブラウザやOSごとの表示の違いは残っているので、複数の環境で確認するスキルは今も必要です。
しかし、これらのバグのほとんどは既知の問題で色んなサイトで解決策が掲載されています。
新人コーダーが一番時間を要するのはここでしょう。バグの対処方法を知ってるか知らないかでコーディングに要する時間は大きく変わります。

3.プログラミングの基本的な知識

本業プログラマレベルまでとは言いませんが、基本知識はおさえておいたほうが良いでしょう。
JavaScriptの定番スクリプトであるロールオーバーやタブコンテンツなどは自前で作れるくらいの知識はあると良いです。
キーワードを言うならば「変数」「関数」「ループ(for while)」「分岐(if switch)」です。

ブログシステムであるMoveble TypeやWord Pressのテンプレート制作でもプログラムの基本概念は必要になってきますので覚えておいて損はないです。
Word Pressに関していえばPHPの知識が必要になりますね。
所属する企業にプログラマーがいれば必須では無いかも知れませんが、
プログラマーにHTMLの知識が無いと伝達ロスに繋がる為効率は落ちますね。

4.デザインの基本的な知識とユーザビリティの知識

コーディングはサイト作成の最終工程ある以上、ある程度デザイン狂いが無いか判断する知識が必要です。
また、デザイナーが各ページを細部までデザインするとは限らないため、ある程度コーダーの裁量で作業する部分も出てきます。
コーディングを外注するとデザインが変更(改悪)された状態で戻ってくるのは珍しい話ではありませんw

また、デザインの段階ではサイトの使い勝手が分からない部分もあるので、その辺の調整も必要です。

5.最新技術の習得

技術の移り変わりが激しい業界なので最新技術の習得は欠かせません。
最近は、HTMLの仕様が「HTML Living Standard」として継続的に更新されています(WHATWGが管理)。仕様やブラウザの対応は変わり続けるので、定期的にチェックしましょう。
ちなみに世間でいわれる「HTML5」は、特定の版というよりも、最新のWeb技術全般を指す言葉として使われてきたと思うんですよね。

と、こんな感じです。これからコーダーになろうと思っている方は参考にしてみてください。
いきなりここで挙げた全てを習得するのは大変なので、上記1、2をまず習得することから始めてみて下さい。

2026年10月13日更新:IEとHTML5についての記述を、Microsoftの公式FAQとWHATWGのHTML Living Standardの記載に合わせて修正しました。

コーダーを目指す方にはこちらのコンテンツもオススメです。

また最初のうちは書籍による学習がオススメです。
評価の高いものを集めました。是非ご活用ください。

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