あなたは、デザインする際「このデザインである理由」を論理的に説明出来なくてはならないことを既にご存知かと思います。
例えば、「なぜ、この部分は赤なのか?」、「なぜ、この書体なのか?」、「なぜ、このレイアウトなのか?」を論理的に説明出来なければ、プロの仕事として認められないのは常識です。
なので、この記事を読まれているあなたは既にそれを実践していることでしょう。
しかし、実践している”つもり”になっているかも知れないのです。
『このデザインである理由』は本当に正しい?
あなたのデザインの理由付けは本当に正しいのでしょうか?
例えば、書体。
「エレガントなフランスクラシック家具には筆記体が似合うし統一感も出る」という理由でフランスクラシック家具サイトで使用する基本フォントに筆記体を選択したとします(あくまでも海外の例です。)
一見すると筆記体という選択はベストに感じると思います。ゴシック系だとクラシックな感じがしませんからね。
しかし、筆記体を選択したのは誤りです。
理由はシンプル。欧米人であっても筆記体は読み難いんですよね。
後で紹介しますが、「脳科学マーケティング 100の心理技術」には、とあるエクササイズの説明文を使っての可読性に関する調査がされています。
全く同じ説明分をゴシック体で表した場合は8.2分、筆記体で表した場合は15.1分、読み終えるのにおよそ2倍もの差があったと報告されているんですよね。
2倍の時間をかけて読んでくれればまだ良いですが、多くの人は「読み難いな・・・」と思って離脱します。ネットユーザーは基本的に気が短いので、少しでもメンドクサイと思われたらアウトなんですよね。
これがショッピングサイトなら商品の売上が大きく下がりますし、資料請求が目的なら請求数が大きく落ち込むことになるでしょう。
たとえそのサイトが『名刺代わり』であったとしても、離脱されてしまうサイトであれば良いデザインとは言えません。
名刺には名刺の役割があります。
例えば、
- 自分の情報を相手に伝える事
- 仕事を受注するきっかけになる
という役割です。
すぐに離脱されてしまうサイトだと「自分の情報を相手に伝える事」も「仕事を受注するきっかけ」にもなりません。
つまり、デザインに正当な理由を持たせていたとしても、それが本当に正しいデザインとは限らないのです。
こういった事態になってしまうのは、多くのWebデザイナーに『商品を売る』感覚が身に付いてないからだと考えられます。
今回は分かりやすく書体を例に挙げましたが、あらゆる要素がコンバージョン率(成約率)に影響してきます。
デザインに心理技術を組み込めば良い結果を生み出す
Webデザイナーが『商品を売る』感覚を身に付けるには『心理技術(心理学)』を学ぶことが効果的です。
「え?心理技術?」と思うかもしれませんが、心理技術はマーケティングやセールスに幅広く活用されているんですよね。心理技術はデザインにも応用可能で、例えばレイアウト、配色、書体、数字の表記などあらゆる要素が『商品を売る』為には欠かせないんですよね。
そこで私がオススメする、『商品を売る』感覚を身に付けたいWebデザイナーにオススメの書籍がこれ。
『脳科学マーケティング 100の心理技術』は余計な装飾も無く、文章だけで370ページ以上を埋め尽くす非常に中身の濃い書籍です。
ただ、特別難しいということは無く、事前知識も不要です。また、項目も100に分かれている為、テンポ良く読み進めることが出来ます。
本書はあくまでもマーケティング書なので、デザインとは直接関係の無い部分もありますが、デザインに応用して役立てることは可能です。
また、クライアントがWebサイトを作る目的の多くがコンバージョン率を高める事ですから、こういった知識を持っているWebデザイナーは非常に重宝されるはずです。
本書の目次:
Chapter01 価格が脳に与える影響
Chapter02 五感を刺激して売り込む
Chapter03 脳が喜ぶブランディング
Chapter04 紙媒体と脳の相性がいい理由
Chapter05 顧客の脳の信頼を勝ち取る
Chapter06 脳が喜ぶ接客スキル
Chapter07 脳が喜ぶセールステクニック
Chapter08 脳を刺激するコピーライティング
Chapter09 脳が喜ぶマーケティング
Chapter10 男性脳、女性脳 それぞれの攻略法
Chapter11 顧客の脳を買う気にさせる
Chapter12 脳を刺激する映像メディア活用法
Chapter13 脳を刺激するインターネット活用法
Chapter14 脳を刺激する映像メディア活用法
本書のより詳しい内容は以下の商品ページで確認できます。また、Amazonで購入するより、以下の公式ページで購入したほうが割安で、90日間無条件全額返金保証も付くのでお得です。
心理技術を身につければコンバージョン率が高まるだけではなく、クライアントにデザインの提案がし易くなります。デザイナーとしての感覚的な提案ではなく、心理学に基づく確証が持てる提案が出来るようになる為、デザイナーとしても自信になりますし、クライアントもあなたを信頼してくれるはずです。
また、『商品を売る』ことを強く意識するようになるので、デザインに対する考え方がガラリと変わり、新鮮な気持ちで新たな一歩を踏み出せるはずです。
そして、心理技術を活用したデザインは良い結果を生む可能性が高まります。苦労してデザインしたのに反応がイマイチだったら苦労が報われませんよね? やるからには結果を生み出すデザインをしてみたいと思いませんか?
アフィリエイトでデザイナーとして一歩成長しよう
『商品を売る』感覚をノーリスクで気軽に身に付けたければ、私のようにアフィリエイトをやってみる事をオススメします。
アフィリエイトはWebデザイナーと親和性が高いビジネスなので、稼げる可能性は素人よりも高いですし、もちろんデザイナーとしての幅も広がるので挑戦してみると良いですよ。良かったら以下の記事も参考にしてみてください。
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