マーケティングやセールスコピーライティング、アフィリエイト等に関心を持っている人なら、最近、『ダイレクト出版』という企業のWeb広告をよく目にするかも知れません。
ネットの評判を見ると「ヤバい会社」といった意見をよく見かけます。一方で、高い支持を得ている会社でもあるんです。
なぜなら、ダイレクト出版のメルマガ購読者は合計50万人(2014年2月時点)を超えるからです(おそらく現在は100万人は超えているはず)。それだけのファンがいるということなんですよね。私もこれまでに10商品ほど購入するぐらいファンだったりします。
そんなダイレクト出版ですが、過去に大きな失態を犯しています。この記事では、その件も含め、包み隠さず明らかにしてきます。
この記事の目次
ダイレクト出版は何故『ヤバい会社』と言われるのか?完結に解説します
まずは、ダイレクト出版株式会社がヤバいと言われる理由を簡潔にまとめてみましょう。
商品購入時にメルマガ登録をさせられる
ダイレクト出版の書籍を購入する際には、メールアドレスを登録する必要があります。その結果、1日2通ものメールが届くことがあります。内容はビジネスコンテンツ販売や無料戦略セミナーなどです。
有料商品のセールスがある
ダイレクト出版はDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を使っており、登録されたメールアドレスに有料商品の案内が届きます。これは一般的な手法ですが、知識が無い人は『押し売り』に感じてしまうかも知れません。
「宗教的だ」という噂
Yahoo知恵袋などで「ダイレクト出版」について宗教的、反活動的な怪しい会社との疑惑が出ています。ただし、実際に商品(書籍)を購入して読んでみると、本自体は怪しくないと感じる人が大半です。
書店で見かけない&日本語が怪しい
ダイレクト出版が出している書籍は海外の権威あるビジネス書を翻訳したもので、書店では取り扱われていません。翻訳書ということもあり、日本語表現に違和感を感じる事もあるということです。一方、海外の流行りを知ることが出来る貴重な書籍を販売しているという事でもあります。
高い値段設定
ダイレクト出版の本は高いですが、良書が多いと評判です。ただし、YouTube広告などで値引きされていることもあるので、タイミングを見計らって購入するのがオススメです。
つまり、「ヤバい」「怪しい」と感じるかは、受け手の知識量によって異なり、基本的には優良な企業と言えます。
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さて、ここからはダイレクト出版について詳細をまとめていきます。
ダイレクト出版ってどんな会社?
まずはダイレクト出版の基本的なプロフィールから話しましょう。
ダイレクト出版株式会社は小川忠洋氏が代表を務める大阪に本社を置く会社で、マーケティングとセールスコピーライティングに特に強いという特徴があります。
DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)やセールスコピーライティングをここまで前面に打ち出している企業は日本では他には存在しないのではないでしょうか?日本でのパイオニア的な存在として多くの人に支持されています。
小川氏は社長業の傍ら、コピーライターとしても活躍していて著書も出していますね。
ネットでは小川氏よりも、同じく取締役でありコピーライターでもある寺本隆裕氏の方が有名かも知れません。寺本氏はこの”魔法のペン”の動画広告で一躍有名になりました。
ダイレクト出版:寺本隆裕の経歴・評判は?プロフィール・著書・評判などをまとめました
ダイレクト出版社内の雰囲気
出典:http://designers-office.jp/work/page/index.php?cat=1&id=92
ダイレクト出版は2006年に設立された小さな会社ですが、当時はいわゆる『情報商材』をメインに取り扱っていた為、どうも胡散臭さが拭えなかったようです。更には大きな失態も犯しています(後述します)。
しかし、今ではこんなに立派なオフィスを構えるまでに成長しました。お洒落ですよね。不況と言われている世の中であるにもかかわらず、どんどん売り上げを伸ばしているようです。
ダイレクト出版はビジネスの成長には欠かせないマーケティングとセールスコピーライティングが売りの会社ですから、成るべくしてなった姿なのでしょう。
過去には大きな失態も! 2chなどで「詐欺業者」などと叩かれる事態に。
今でこそ多くの人から支持される企業になったダイレクト出版ですが、設立から数年間は暗黒の時代を歩んでいたようです。
一番の失態は、2008年に起きた約5万件もの個人情報流出という致命的な不祥事です。
この事件は、ダイレクト出版を退職する予定だった社員が不正に個人情報を持ち出して業者に売却していたというものです。その社員は懲戒解雇され刑事告訴されたようです。
なお、理由は様々ですが、こういった流出騒動は大手企業でも起きています。
例えば、記憶にも新しい日本年金機構では125万人、ソニープレイステーションでは7,700万人の個人情報が流出しているんですよね。
なのでこういった問題を完全に防ぐのは難しいのでしょう。大切なのは問題発覚後の対応だと私は思います。
従業員の個人情報転売は約5万件、刑事告訴も – ダイレクト出版
他にも、「無料サービスを申し込んだつもりが、いつの間にかカード引き落としされていた」という騒動も起きて、2chを中心に炎上騒ぎになったこともあったようです(翌月から自動引き落としに移行する旨の記述はあったそうですが分かり難かったとのこと)。
なお、現在は問題なさそうです。
会社が大きくなり管理体制も整ってきたという事なのでしょう。
私も1年以上ダイレクト出版を利用していますが、そういったトラブルは一度も起きていません。むしろ逆に指名買いするぐらい信用しています。
商品の品質は最高峰!名立たる権威たちも推薦!
過去には信頼性とは程遠い企業だったダイレクト出版も、今では有名なクライアントを抱える優良企業に発展を遂げています。
具体的に言うと、マーケティングの世界的権威 ダン・ケネディ、日本一のマーケター神田昌典、ユニクロの柳井会長が信頼している原田隆史、TSUTAYAなど。
信頼関係が無ければこのようなクライアントは付きません。ダイレクト出版が客観的に評価されている何よりもの証拠です。
3,800円の書籍が期間限定で完全無料化!チャンスを見逃さないようにしよう。
個人的に嬉しいのが通常3,800円ぐらいする書籍が期間限定で無料化されることがあるということなんです。掛かるのは送料だけなのでほぼリスクゼロ。自分の視野を広げるきっかけになるのでとても重宝しています。
なお、この記事のタイトル下にあるバナーの書籍『ダンケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門』も2016年1月時点では無料で入手出来ます。いつまで無料なのかは分からないので少しでも気になったら注文してみることをオススメします。
何故無料にするのか?怪しい…
ダイレクト出版はたびたび無料商品を提供するのですが、「裏があるのでは?怪しい…」と思う人もいるかと思います。
でも安心してください。ダイレクト出版が無料商品を提供する理由は一つ、『良い商品を多くの人に広めることでファンを獲得する』という目的があります。
つまり、書籍1冊、2冊を無料にしても、ファンになった人が10冊、20冊と定期的に購入してくれれば結果的に利益になるわけです。こういうマーケティング手法を実践しているんです。
なので、全く怪しくないですし、むしろ私たちユーザー側も企業側もwin-winなので双方ハッピーなんですよね。多くの企業がこういうマーケティング手法を実践して欲しいぐらいです。
書籍には珍しく無条件返金保証付きの物が多数!
また、ダイレクト出版のほとんどの書籍やプログラムには保証が付いています。
その保証内容も分かり難い条件付きではなく、無条件全額返金という太っ腹な内容になっています。
「自分には合わないかなぁ」という身勝手な理由でもOKです。だから、安心して購入することが出来るんですよね。
アフィリエイトに役立つ!ダイレクト出版オススメ書籍を厳選して紹介
最後にオススメの書籍を2冊ほど紹介します。
ブログアフィリエイトなどで稼ぐ人にはとても役立つ書籍なので興味があれば是非読んでみてください。
推薦1:ウェブセールスライティング習得ハンドブック
ダイレクト出版で個人的にオススメの書籍の1つが『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』。ダイレクト出版の名物コピーライターである寺本隆裕氏による著書です。
本書はネットで商品を売る為の文章術『ウェブセールスライティング』の指南書です。セールスライティングで稼ぐ為に必要な知識、集客方法、マインドセットなどをこの1冊だけで一通り学べます。
他の書籍との大きな違いは分かり易さですね。セールスライティングの書籍は翻訳書が多く、日本向けじゃない例題が書かれていることも多いのですが、本書は完全に日本向けに書かれているのでスッと理解出来ます。
理解のし易さってかなり重要だと思うんですよね。いくら高度なテクニックが書かれていても理解出来なければ意味がありません。その点、本書はこれからセールスライティング学ぶという人には絶妙な難易度になっています。初心者にとってはかなり費用対効果の高い書籍だと自信を持って言えます。
↓レビュー記事も書いてるので良かったら参考にしてみてください。
寺本隆裕著:ウェブセールスライティング習得ハンドブックの評価・評判は?レビューとオススメ内容をまとめました!
しかし、この書籍「例文が断片的にしか存在しない」という欠点があります。なので、この書籍だけ読むだけではセールスレターの全体像が掴みにくいんですよね。
しかし、安心してください。例文はそこらに落ちています。
例えば、ここで紹介した2冊の商品ページ(推薦書1、推薦書2)のセールスレターを参考にするでも良いですし、ライザップやファンケルの商品ページも参考に出来ます。
推薦2:現代広告の心理技術101
もう一つのオススメが『現代広告の心理技術101』。セールスライティングに活用する為の心理技術が「これでもか!」というくらい詰め込まれています。
翻訳書であるのにも関わらず、翻訳に無理がないのでストレス無く読み進める事が出来ます。
また、「人はこういう場合こういう行動をとる」ということが手に取るように分かるようになってくるので読んでて楽しいですよ。ワクワクしながら最後まで一気に読み尽くしてしまいました。
あなたは顧客の心理を理解出来ていますか?
顧客心理を理解せずに商品を売るのは困難です。
文章に使う言葉のちょっとした加減で商品の売れ行きが大きく変わることが本書を読めば知ることが出来ます。
ダイレクト出版社を成功に導いたバイブル本
こちらは私自身はまだ読めていないのですが、マイケル・マスターソン著「大富豪の起業術」という書籍があります。
この書籍の原書についてダイレクト出版は以下のコメントをしています(メルマガより引用)。
私たちダイレクト出版は10年ほど前、
顧客ゼロ、貯金300万円、コネ無し、で起業して、そこから50億円の会社に成長することができましたが、
「洋書」「海外の情報」からヒントを得ていました。中でも「この本」は何度も何度も読みました。
(省略)
・スタートアップから年商1億円まで
・年商1億円から10億円まで
・年商10億円から50億円まで
・50億円以上という、それぞれの「事業ステージ」で、
社長や起業家が何をすべきかが、
具体的に書かれてあったからです。
というように「大富豪の起業術」はダイレクト出版を成功に導いたバイブルなんですよね。
さらに、アマゾンで高評価を得ている名著「ハイパワー・マーケティング」でお馴染みで、マーケティングの権威でもあるジェイ・エイブラハムも本書を絶賛しています。
マイケルとは30年来の友人であり、彼が数多くの会社を信じられないほどの成功へと導く姿をずっと尊敬のまなざしで見てきた。
私が他人の本を推薦したり、前書きを書いたりすることはほとんどない。こうしてマイケルの本の前書きを書かれてもらったことは非常に光栄なことである。 読者の皆さんがこれから学ぶことを実践すれば、本書はあなた自身、そしてあなたの事業にとって大きな価値を持つことだろう。
読んでいない書籍を推薦するのは気が引けますが、数々の名著を出版して大きな成功を果たしているダイレクト出版のバイブルであり、マーケティング界の世界的権威が推薦する書籍ですから、私が推薦するよりも信頼出来るかと思います…(笑)
起業・独立を考えている方はご覧になってみてはいかがでしょうか?
・・・
なお、今回紹介した3冊の書籍は30日~90日の無条件全額返金保証が付いているので、まずは読んでみることをおすすめします。たった1冊の書籍があなたの人生を変えるかもしれません(ダイレクト出版社がそうであるように)。
コメント
経営は人それぞれ好きなやり方があるから、他人にあーしろこーしろと言われる筋合いはない。
自由奔放に生きたいから自営や経営してるのに、他人の言うこと聞いていたら雇われてるのと変わらない。
本当に良いものなら広告なんか必要ない、中間層以下に商売するノウハウは確かにないけど、そのノウハウは必要ない。
富裕層を相手にするノウハウ提供すれば考えるけど、そこは自分で気づくしかない分野。
だから広告が目障りなだけで必要ない。
重要なところは売るわけないですし。
>しまださん
コメントありがとうございます。
経営は人それぞれですが、好き勝手やって上手くワケが無いから「経営学」という分野があるわけですよね。
経営に限らずあらゆる分野は「先人の知恵」を活用することで成り立っています。
本当に良いものだからこそ広告が必要だと思います。
世の中には「品質は良いのになぜ売れないんだろう」というものが無数にありますよね。
広告無しでも口コミで広まる場合もありますが、
必ずしもその人が口コミを広めてくれるとは限りません。
だからこそ、「良いものを正当に評価してもらうため」に広告は必要なのです。
リッチ シェフレンはネットサーフィンをしていて初めて知りましたし、本書は今発送してもらっています。
確かに内容は大変素晴らしいものだと思うんですけど、本日だけ受けられるwebセミナーというのをみさせていただきましたが、その後にあるビジネスグローシステムの販売ページに飛ばされるとは思っていませんでしたねw
先行投資は確かに、自分の未来のために必要になることだと私自身感じていますが一般人が今すぐ14万円なんて金を支払うことができるかって結構難しいことだと思いますね。
優秀なものであるのは確かであってもこれではハイリスクになってしまいそうでむしろ恐怖さえ感じてしまいました。
送料の負担はしなければなりませんが本書を無料で手に入れられるというのは大変うれしい話ではありましたがやはりその後の案内ページで「これいいですよ。これ見て学んだら年商ウン億円いっちゃいますよ。それくらいすごいものですよ」って薦められても買う気にはなれませんね(;´・ω・)
いいものはいい。
それが明確であっても額が大きくなればなるほど、手に入れられる一般人はすくなくなってしまうのではないかと感じてしまいました。
長文失礼しました。
どんな情報商材でも「秘伝」を他人に教える意味が分からない。
もしそれが有効なら「自分でやれば」いいだけの話で、結局は
それらの情報料、セミナー料等々が欲しいから。つまり販売者自身が
本来の意味で成功していないということ。(出版社のコトではない)
本業が忙しければこんな商売やってる暇はない。このブログも「私はそのテクニックを使って書いてるんです。」と公言しているよ言うなものでこれに引っかかるなんて相当間抜け。
『秘伝』だから教える意味があるんですよ。
けど、『楽して身につく』わけではないので、秘伝を教えたところで損はしません。逆に、役に立たない情報を売ったら信用を無くし破滅するのは明白です。
マーケティングを学ぶことをお勧めします。
「ダイレクト出版」ってなんだろうと調べていたら、このページにも到着。なかなか素晴らしい記事です。良く纏まっています。参考になりました。
コメントありがとうございます!
お役に立てたようで良かったです(・∀・)
書籍は良いのかも知れませんが、やり方がコズルイですね。
何処かの健康食品会社の通販みたいに初回は安く販売し、2回目からは高額にしかも試し買いのようにしていて、実は定期購入のお誘いで知らぬ間に買わされていた。と、言う体です。
この出版会社も同様のやり方で読者を増やしてるようですね。何が素晴らしい。だ。
騙されぬように気を付けましょう。
騙された人間より…?