エンジニアが評価されない・給料が上がらない理由と今日からできること

エンジニアが評価されない・給料が上がらない理由と今日からできること 雑記

エンジニアが評価されない・給料が上がらない理由と今日からできること
障害を出さないようにシステムを守り、納期に間に合わせるために残業もしてきた。それなのに、評価面談では「特に問題なし」と言われるだけで、給料はほとんど上がらない。

エンジニアやプログラマー、Web制作のコーダーの中には、「こんなにがんばっているのに評価されない」「給料が上がらない」という悩みを抱えている人が少なくありません。

この記事では、開発や制作の仕事が評価されにくい理由と、評価や収入を上げるために今日からできることを整理します。

「評価されない」と感じる、よくある場面

次のような経験に、心当たりはないでしょうか。

  • トラブルを未然に防いでも、誰にも気づかれない
  • 営業や企画の成果は褒められるのに、開発の成果は話題にならない
  • 評価面談で、上司が自分の仕事の内容を把握していない
  • スキルが上がっても、給料はほとんど変わらない
  • 何をすれば評価が上がるのか、基準が分からない

こうした状況が続くと、仕事へのやる気を保つのが難しくなってしまいます。

開発・制作の仕事が評価されにくい5つの理由

1. 成果が「目に見えにくい」

エンジニアの成果は、「問題が起きなかったこと」である場合が多くあります。障害が起きないように設計した、セキュリティの問題を事前に修正した、といった仕事は、うまくいくほど目立たなくなります。

2. 評価する人が、技術の内容を分かっていない

上司や評価者が技術に詳しくない場合、仕事の難しさや価値が正しく伝わりません。「3日かかった」という事実だけが伝わり、その3日で何を解決したのかが見えないのです。

3. 会社の売上の仕組みが、給料に反映されにくい

SESや、元請けから仕事を受ける下請けの構造では、お客様が支払う単価と、エンジニアが受け取る給料との関係が見えにくくなっています。スキルが上がって単価が上がっても、それが自分の給料にどれくらい反映されているのかが分かりにくいこともあります。

4. 昇給の仕組みや基準があいまい

評価制度が整っていない会社では、何をすれば給料が上がるのかが明確になっていません。基準があいまいだと、本人の努力の方向と、会社が求めていることがズレてしまいます。

5. 自分から成果を伝えていない

「仕事をしていれば、見てくれている人は見てくれている」と考えて、自分から成果を伝えていない人もいます。ただ、特に技術の仕事は、伝えなければ伝わらないことが多いのです。

評価を上げるために、今日からできること

成果を「数字」と「影響」で記録する

評価されやすくするには、仕事の成果を、技術に詳しくない人にも伝わる形で記録しておくことが大切です。

記録の例

・ページの表示速度を改善し、読み込み時間を約半分にした
・更新作業を自動化し、毎月10時間ほどかかっていた作業をなくした
・問い合わせフォームの不具合を修正し、問い合わせの取りこぼしを防いだ

「何をしたか」だけでなく、「それによって会社やお客様にどんなよいことがあったか」まで書いておくのがポイントです。

評価の基準を確認する

評価面談の場で、「次の評価で給料を上げるには、何ができるようになればよいですか」と率直に聞いてみましょう。基準を確認しておけば、努力の方向がズレるのを防げます。基準が答えられない会社であれば、それ自体が一つの判断材料になります。

評価面談の前に準備をする

面談の場で思いつきで話すのではなく、事前に成果の記録をまとめておきましょう。期間中に取り組んだこと、成果、今後やりたいことを短くまとめて上司に渡しておくと、評価者も評価しやすくなります。

仕事の価値を、相手の言葉で説明する

「リファクタリングをした」と伝えても、技術に詳しくない人には価値が伝わりません。「今後の修正にかかる時間を減らせるように、プログラムを整理した」のように、相手にとっての意味に言い換えて伝えましょう。

自分の市場価値を知っておく

今の給料が妥当なのかを判断するには、自分のスキルや経験が、世の中でどれくらいの給料で求められているのかを知っておく必要があります。

  • 求人サイトで、自分と似たスキル・経験の求人の給料を見てみる
  • 転職エージェントに登録して、相場を聞いてみる
  • 厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」で、職業ごとの賃金の目安を確認する
  • 使えるプログラミング言語やツール、経験した案件を書き出して、スキルの棚卸しをする

転職するつもりがなくても、相場を知っておくことで、今の会社と交渉するときの材料になります。「自分の給料は相場より低いのかもしれない」と分かれば、次の行動も考えやすくなります。

収入を上げるための選択肢

社内で役割を広げる

チームのまとめ役や後輩の育成、お客様との窓口など、役割を広げることで評価が上がることがあります。技術を深めるのか、マネジメントに進むのか、自分に合う方向を考えてみましょう。

副業でスキルと収入を増やす

Web制作やプログラミングは、副業として始めやすい分野です。ただし、会社によっては副業が禁止されていたり、届け出が必要だったりします。始める前に就業規則を必ず確認しましょう。また、会社員の場合、副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です(20万円以下でも住民税の申告は必要です)。

転職して環境を変える

評価の仕組みそのものに問題がある会社では、個人の努力だけで状況を変えるのは難しいこともあります。スキルを正しく評価してくれる会社に移ることで、収入ややりがいが大きく変わる人もいます。

「がんばり続ける」以外の道もある

評価されないまま、残業や休日出勤でがんばり続けていると、心と体がすり減っていきます。

評価の仕組みが整っていない、何度相談しても状況が変わらない、という場合は、我慢を続けるより、働く場所を変えることを考えてもよいタイミングです。

辞めたい気持ちはあるのに、職場の雰囲気や人間関係のせいで言い出せない、という人もいるでしょう。そんなときは「エンジニア・プログラマー・コーダーが「辞めたい」と言えない理由と、退職代行という選択肢」も参考にしてみてください。

よくある質問

給料を上げてほしいと、自分から言ってもいいのでしょうか?

言ってかまいません。ただし、「上げてほしい」と伝えるだけでなく、成果の記録や、相場と比べた今の給料など、根拠をそろえて相談するのが大切です。感情ではなく事実をもとに話すことで、上司も会社に掛け合いやすくなります。すぐに上がらなくても、「何ができれば上がるのか」を確認しておくだけで、次の評価につながります。

資格を取れば、評価や給料は上がりますか?

会社によって違います。資格手当がある会社や、資格を評価の基準にしている会社であれば、効果は分かりやすいでしょう。一方、資格よりも実務の成果を重視する会社もあります。まずは、自分の会社で資格がどう扱われているかを確認してから取り組むと、努力が無駄になりにくくなります。

転職すれば、必ず給料は上がりますか?

必ず上がるとは限りません。転職先の評価制度や業務内容によっては、一時的に下がることもあります。給料の額だけでなく、評価の仕組み、残業の量、学べる環境なども含めて比べることが大切です。今の会社に在籍しながら情報を集め、納得できる条件が見つかってから動くほうが安心です。

まとめ:伝えなければ、伝わらない

開発や制作の仕事は、その性質上、どうしても評価されにくい面があります。

  • 成果が目に見えにくく、評価者に伝わりにくいのが大きな原因の一つ
  • 成果は「数字」と「影響」で記録し、相手の言葉で説明する
  • 評価の基準を確認し、面談の前に準備をしておく
  • 市場価値を知って、今の給料が妥当かを判断する
  • 仕組みに問題があるなら、環境を変えることも選択肢になる

あなたの仕事には、きちんと価値があります。その価値が正しく伝わるように工夫しながら、必要であれば、価値を認めてくれる場所を探すことも考えてみてください。

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