本当に記事のジャンルは統一した方がグーグルからの評価は高まるのか?実証してみた

「記事のジャンル・カテゴリーは統一するべき、そのほうがグーグルからサイト・ブログ評価され上位表示が簡単になる」という話をSEOを学んでいる人はよく耳にするかと思います。

確かにその通りなのですが、一つ多くの人が誤解されていることがあります。今回はその誤解について解説していきます。

グーグルはジャンル単位で評価する

グーグルが評価するのはジャンル単位であり、サイト・ブログ全体が評価されるわけではありません。

例えば、一つのサイトにA、B、C、Dの4つのジャンルがあるとします。たまたまジャンルBが評価され、これに関連する記事が上位表示されやすくなったとします。しかし、だからと言ってジャンルA、C、Dが評価されるわけではないのです。

以下のデータは当ブログの1か月のアクセスレポートです。当ブログはマルチジャンルですが、面白い結果が出ています。サイト内部からの流入のカウントを除外するために「閲覧開始数」でソートしてます。

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ご覧の通り、アクセス数TOP20のうち17件がPS4(ゲーム)関連ページで埋め尽くされています。しかし、当ブログは特別PS4の記事が多いというわけではないんですよね。全体の1割にも満たない数字です。だから、確率的にはTOP20のうち2件がランクインすれば十分なんです。なのに、PS4関連記事で独占状態。

この現象は先ほど説明したジャンル単位で評価されたということです。このことから色々なジャンルに手を出すよりは特定のジャンルに特化したほうが効率的にアクセスを稼ぐ事が出来るということがお分かり頂けたかと思います。

記事ジャンルの考え方に関する落とし穴に気を付けよう

例えば、今回の実例だと、『PS4 レビュー』というジャンルに属する記事の評価が高まっていることが分かりました。これは分かりやすい成功例です。

当ブログではゲーム以外に『ニュース』というジャンルも存在します。このジャンルには政治や社会問題に関する記事が多く存在します。ページ数的にはこのブログの半数を占めるメインジャンルです。しかし、PS4のレビュー記事のように安定したアクセスは稼げていません。何故でしょうか?

推測するに人間とグーグルにはジャンルの捉え方が違うのだと思います。人間であれば政治や社会問題をニュースというジャンルとして認識できますが、グーグルにはそれが出来ません。

グーグルは「キーワードベースのジャンル分け」をやっているのでしょう。どういうことかと言うと、政治や社会問題の記事には「ニュース」というキーワードは基本的に含まれませんよね? つまり、ジャンル分けの基準となるキーワードが無いもしくは弱い、だから「ニュース」ではジャンル分け出来ないということなのだと思います。

ジャンル外の記事でも短期的にはアクセスを稼げる

蛇足になりますが、ジャンル外でも投稿後数日は飛躍的にアクセスが伸びやすいので(グーグルは投稿されたばかりの記事の評価を一時的に高めます)、それを狙って短期的に稼ぐという方法もありますね。いわゆるトレンドアフィリエイトと呼ばれるものです。

しかし、サイトの魅力は一度作れば継続的に恩恵を享受できることなので、それが出来ないトレンドアフィリエイトはあまりオススメできません。長期的にみてジャンルの統一は重要です。

おわりに

ブログ運営やアフィリエイトの最初の一歩としてトレンド記事から始めてみることは良い事だと思いますが、長期的に安定してアクセス・収入を稼ぐには特定のジャンルに特化させたほうが良いでしょう。

更新ペースが1日2,3記事と速いペースなら複数ジャンルを同時運用していく事もオススメですが、そうでなければ1つのジャンルに専念したほうが良いです。ただ、一向に稼げないジャンルもあるので引き際を見極める事も重要です。

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