2023年10月に行われたGoogleのコアアップデートは多くの個人サイトに壊滅的な被害をもたらしました。
大半の個人サイトのPV数が半減してしまったので、存続が困難になってしまったケースも多いかと思います。
このような状況で個人サイトが生き残る術を解説していきます。
この記事の目次
アクセス数、PV数を重視した個人サイトは生き残れない
今回のコアアップデートは個人サイトや弱小企業サイトを狙い撃ちにしています。
コンテンツの質や運営歴に関係無く、軒並み当該サイトのPV数が半減しています。
となると、グーグルがこの方針を続ける以上、コンテンツの質を高めたり、長期間サイト運営を続けたところで、PV数が増えることは無いという事です。
ゲームやガジェットなどのレビューサイトは検索流入(SEO)が大半だと思いますので、それでPV数を稼いでいる個人サイトが生き残るのは難しくなりそうです。
個人サイトが生き残るには少ないアクセスで収益を上げるしかない
逆に言えば、PV数に依存しないサイト、つまり、極少数のユーザーだけをターゲットにしたサイトであれば個人でも戦えるという事です。
今回のコアアップデートは『個人よりも企業を優遇する』という傾向があります。
つまり、企業が絶対に攻めてこない領域で戦えば、コアアップデートの影響は無いとも言えるわけです。
超ニッチなキーワード戦略
1日1人ぐらいしか検索しないような超ニッチなキーワードに特化したコンテンツなら企業との競合は避けられます。
「1日1人じゃアクセスがあっても稼げないのでは?」と思うかも知れませんが、全然そんなことは無いんですよね。
ゲームやガジェットなどのレビューサイトでは全く意味のない戦略ですが、効果的なジャンルもあります。
超ニッチなキーワードで検索してくるユーザーは『具体的な目的』がある場合が大半です。
『具体的な目的』を持っているユーザーは、上手く誘導することでコンバージョンすることが容易なので、単価の高いアフィリエイト案件と組み合わせることで、『1日1人』の少ないアクセスでも高い収益を上げることが出来るのです。
少ないアクセスで確実にコンバージョンを狙う方法
超ニッチなキーワードで検索して訪問してくるユーザーのコンバージョンが容易なのは、先ほど言ったとおりですが、実際に試してみると上手くいかないケースも多いと思います。
なぜなら、『誘導の上手さ』が関係してくるからです。
実店舗でも営業成績の良い社員、悪い社員がいるわけですよね。
ネットなどの媒体を通じて商品購入や契約に結び付ける技術を『セールスライティング』と言い、これが出来るかどうかでコンバージョンは天と地ほどの差が生まれます。
このセールスライティングを分かりやすく解説した入門書が『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』で、当ブログでも何度も取り上げているオススメの1冊です。
この本に書いてあることを真似るだけでも、コンバージョンは劇的に改善されるはずです(実際、私は3倍に増えました。本書のレビューを参考にしてみてください)。
上記の書籍で一通り基礎を学んだら、応用技術を学べる『現代広告の心理技術101』もおすすめです。
より具体的な手法が学べるので、活用していきましょう。
今回のコアアップデートは個人サイトが方針転換すべきトリガー
今回のコアアップデートは正直、ユーザー目線でもメリットが少ないので(検索結果が大手企業サイトばかりではユーザーも困るわけで…)、次回のコアアップデートではある程度緩和されるとは思います。
ただ、アドセンスなどの広告単価自体が大幅に下がってしまっているので、PV数重視のサイトで今後個人が戦うのは難しいでしょう。
先ほど述べたように、個人サイトは超ニッチなキーワードを狙った戦略に方針転換すべき時なのだと思います。
苦しい時期ですが、頑張っていきましょう。
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