テーマ(カテゴリ・ジャンル)ごとにサイト・ブログを分けるべきなのか? それとも、1つのサイトにあらゆるテーマの記事を書くべきなのか悩んでいる人が多いと思います。
私もそうで、以前は1つのサイトにあらゆるテーマの記事を詰め込んでいたんですよね。しかし、記事数が多くなり管理が難しくなってきた事もあり、テーマごとにサイトを分けたんです。
ということで、今回はテーマごとにサイトを分けて、実際に感じたメリットとデメリットをまとめていきます。
この記事の目次
サイトを分けて感じた6つのメリット
- 情報が整理され、管理者とユーザーに優しいサイトになる
- 文章に迷いがなくなる
- ファンを獲得しやすい
- アフィリエイト・アドセンスの収益性が高まる
- リスクを分散できる
- 軽量化・高速化が出来る
これらについて詳しく説明してきます。
1. 情報が整理され、管理者とユーザーに優しいサイトになる
当然ですが、サイトを分割する目的はSEO対策やリスク分散など複数ありますが、根本にあるのは「情報の整理」です。
情報が整理されれば基本的に運用しやすくなります。私がサイトを分割した一番の理由もコレです。
さらにテーマが統一されているサイトは、ユーザー目線で見ても分かり易く、目的のページに辿り着きやすいです。つまり、ユーザビリティー、アクセシビリティの向上に繋がります。
ユーザー目線で考えることはアフィリエイトで稼ぐ為の定石なので、あなたも是非検討してみてください。
2. 文章に迷いがなくなる
サイトをテーマごとに分割していない雑多な内容では、文章を誰に向けて書けば良いのか分からなくなってしまいます。つまり文章に一貫性が無くなってしまうんですよね。
一貫性が無いサイトは信頼を得にくいんです。だからテーマごとの分割はとても重要です。
サイトが分割され、テーマが統一されるということは、そのサイトに訪問してくるユーザー層もおのずと統一されていきます。
例えば、ゲーム系サイトにはゲーム好きな若者が集まり、美容系サイトには美容に関心がある女性が集まるといった具合です。
そうすれば、ゲーム好きな若者に合わせたメッセージ、美容好きな女性に合わせたメッセージをブレることなくに届けられるようになります。
3. ファンを獲得しやすい
まとまりのないサイトよりも、テーマが一貫されているサイトの方が、専門性を感じるので信頼性が高まります。
信頼性が高まればユーザーは「この人から情報を得たい」と思うようになり、ファンになってくれるはずです。
4. アフィリエイト・アドセンスの収益性が高まる
テーマが統一されると、特定の層をピンポイントに集客出来るので、その層が欲しがる商品を狙って紹介することが出来ます。
アドセンスも同じで、テーマを統一すると、よりユーザーやサイトに合わせた広告が表示されるようになるので収益は確実に伸びます(私の場合はアドセンス収益が1.5倍ぐらいに伸びました)。
5. リスクを分散できる
サイトが分割されれば、リスクを分散することが可能です。
ドメイン単位で分割するか、サーバー単位で分割するかによっても、軽減できるリスクの内容は変わってきます。
ドメイン単位でサイトを分割すれば、一つのサイト(ドメイン)がSEOペナルティを受けて収入が減ってしまっても、他のサイトは無傷なのでリスクは最小限で済みます。
サーバー単位での分割なら、サーバーの不具合でデータが消失してしまった場合も犠牲は1つのサイトだけで済みます。
ちなみに、私が今回行ったのはドメイン単位での分割です。サーバーは全サイト共通のものを利用していますが、バックアップサービスを利用してリスクを軽減しています。
6. 軽量化・高速化が出来る
WordPressなどのCMSを利用している場合は、サイトを分割すると1システムあたりの負荷が減る為、軽量化および高速化されます。
サイトを分けて感じた4つのデメリット
- サイト個々の更新頻度が落ちる
- 移植作業が面倒だった
- ドメインの評価が低いため新しい記事が伸び難い
- システム面のメンテナンスの手間が増える
これらについて詳しく説明してきます。
1. サイト個々の更新頻度が落ちる
サイトが分割されるということは、それぞれのサイトの更新頻度が落ちることを意味します。
今まで滅多に更新してこなかったテーマ(カテゴリ)を扱うサイトの更新頻度はガクリと落ちるはずです。
私が運営する一部のサイトは分割後ほぼ更新ゼロになってしまいました。
ただ、分割しない雑多なサイトの更新頻度が高くても関連性のある記事が更新されなければ、そのテーマ(カテゴリ)の評価は高まりませんので、分割に伴う更新頻度の増減はあまり気にしなくても良いでしょう。
2. 作業が面倒だった
当たり前のことですが、分割・移植作業にはコストがかかります。
私の場合1000ぐらいある膨大な記事をカテゴリ分けして、それぞれのサイトに移植していき、不要な記事は削除するという地道な作業がそこそこ大変でした。
ちなみに、私は移植にあたっては「Stinger5」というテンプレートを利用したのでそこはノーコストです。
また、独自デザインをする場合は、サイトごとにデザインを作成する必要があります。
3. ドメインの評価が低いため新しい記事が伸び難い
サイト分割後に追加される新たなドメインは当然ながら、グーグルからはまだ評価されていない状態です。なので、新しい記事を投稿しても検索上位に表示される望みは薄いです。
しかし、リダイレクトを適切に設定すれば、今まで投稿した記事の評価は受け継げるので、これまであったアクセスが減る、無くなるということは無いので安心しましょう。
ちなみにリダイレクト方法は.htaccessファイルに以下のように記述します。
Redirect permanent リダイレクト元パス リダイレクト先URL
例:
Redirect permanent /abc/ http://example.com/abc/
4. システム面のメンテナンスの手間が増える
サイトが分割されれば、システムアップデートなどをする際は、それぞれのサイトに対して個別に行う必要がある為、そういったコスト増はあります。
私の場合、メインサイト以外は同じテンプレートを利用している為、そこまでのデメリットは感じませんでした。
結論
明確なプランがなければ、最初は1つのサイトで色々なテーマの記事を書くと良いでしょう。最初から色んなテーマのサイトを用意しても、記事数が極端に少なければユーザーの期待には応えられませんからね。だから最初のうちは1つのサイトに専念すべきです。
100記事ぐらい書き溜めたら、テーマごとにサイトを用意して分割しましょう。デザインなどもテーマに応じたものに変えたほうがユーザーからの信頼が高まります。
単純に考えて、テーマ未分類の記事100件と、テーマ毎にサイトを分け最適化された記事計100件では、後者の方がユーザーから支持されます。記事の内容が全く同じでもです。
その理由は、整理されていた方が分かりやすく、専門性が生まれ、それが信頼に繋がるからです。
また、テーマごとにサイトを分ける際の注意点としてタイムリーな情報は極力避けることです。
サイトを分割すれば当然更新頻度が落ち、タイムリーな情報を扱うのが困難になります、それにタイムリーな情報の寿命は短いです。ただでさえ、分割して記事数が少ないのに寿命が尽きた情報ばかりだと、サイトの価値ありませんからね。
なので、分割してテーマ特化をするのであれば、5年経っても価値のある情報の提供を心がけましょう。
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