Googleがまたやってくれましたね…。
8月1日に検索エンジンのコアアップデートが行われたようで、被害にあった人を大勢見かけます…。
私もその一人なんですけどね!!( ;∀;)
この記事の目次
今回のアップデートで健康系、お金系が大変動!!
まだ記憶に新しいと思いますが、2016年末に起きた『WELQ騒動』。
DeNAが運営するキュレーションサイト『WELQ』が、いい加減な医療情報を拡散し、しかもそれが検索上位を独占していた事で大問題になりました。それがきっかけで医療系サイトは専門家が監修したものしか上位に表示されなくなるようアップデートされたのです。
そして、今回のアップデートは以前のアップデートの範囲拡大になります。
これにより多くの運営者がむせび泣いています…( ;∀;)
その道のプロも巻き添え被害に!
以前の医療系アップデートもそうでしたが、明らかにその道のプロが運営するサイトも急落しているんですよね。
例えば、整体師のブログですね。整体師は健康分野のエキスパートですがGoogleはそうは認めてくれません。急落ぶりがエグ過ぎます。
【これが事例】
ある整体師たちさん複数人が運営している健康メディアがSEOで死んだ例。
一時期は1日約4万PV、つまり月間100万PVほどあったのが、
2017年12月の医療健康系のアップデートで大ダメージ、
そして2018年8月のコアアルゴリズムアップデートでお亡くなりになった事例。 pic.twitter.com/Zkm5FLCLWM— ジュンイチ@ブログマーケッター&おっさんぽの人 (@Junichi_Santa) 2018年8月4日
健康系は商品レビューもアウト!ユーザー目線とは思えないアップデートに疑問
健康の『知識』に関する内容であれば専門家以外の急落はまだ分かります。でも『健康食品のレビュー』も急落してしまったんですよね(まさに私が運営しているサイトの事です)。
ユーザーは何を求め検索しているのか?
例えば、『プロテイン レビュー』で検索する場合、ユーザーは何を求めているでしょうか?
普通はレビューサイトやレビュー記事を求めているはずです。でも今回のアップデートで上位表示されるようになったのは、Amazonや楽天などのショッピングサイトや、メーカー公式サイトです。
これはユーザー目線で考えた場合、改善と言えるのでしょうか?
Amazonや楽天にもレビューはありますが、『プロテイン レビュー』で検索する人はAmazonや楽天のレビューを望んでいないと思うんです。なぜならそういう人は『プロテイン Amazon』で検索して直接商品ページに移動するからです。ましてやレビューとは関係のないメーカー公式サイトが上位に来ているのは全く持って意味不明です。
ちなみに『ゲーム レビュー』で検索した場合、Amazonや楽天ではなくレビューサイトが上位に表示されます。そうなるのはユーザーがそういうレビューサイトを望んでいるからです。ですから、『プロテイン レビュー』で検索した場合もそうなるのが自然ですよね。
商品レビューは素人目線の意見が重要
健康系であっても商品レビューは個人の感想を書くものであって、専門家の意見を述べる為だけにあるわけでは無いんですよね。ですから、このアップデートはユーザー目線で考えていないと思います。
このジャンルの対処方法
多くの健康・金融系サイトが急落した原因は『権威性』にあります。つまり、「資格を持っているのか?」「社会的信用があるのか?」「名前・所在を公表しているか?」といった部分をこれまで以上に重要視するようになったということです。
ハッキリ言って良質な記事を投稿するだけでは回復は難しいです。まずは『資格を取得』『実名・顔出し』『知名度拡大』というように権威性を高めることが先決です。
もしくは、こういう方法もあります。
健康・金融系でも一部被害を免れたキーワードが存在します。こういう部分を掘り下げてコンテンツを拡大していく事ですね。ただし、掘り下げた先で権威性が必要になる場合もあるのであまりオススメは出来ません。
健康・金融系以外のジャンルも変動あり?
今回のアップデートで大きな変動があったのは健康・金融系が主ですが、それ以外のジャンルでも変動があったようですね。
健康・金融系のように大多数のアフィリエイターが被害にあったのではなく、一部の人が対象になったみたいです。しかも、これがきっかけで急上昇した人も見受けられました。なので、健康・金融系以外のジャンルは純粋にコンテンツの質で再評価され変動したのだと考えられます。
ちなみに私はいくつかのサイトを運営していますが、健康系以外は『微動だにせず』といった感じでしたね。
このジャンルの対処方法
このジャンルは健康・金融系とは違い、権威性が順位下落の原因では無いはずなので、対処方法はひたすら良質な記事を投稿し続け、ユーザーから信頼されるように努めることが大切です。
今は一時的に下落してしまっていますが、Googleの基本的なアルゴリズムとして『ユーザーから支持されるページを上位に表示する』というものがあるので、支持されるように頑張るのみです。ただ、ユーザーにページの存在に気付いてもらえなければ評価される以前の問題なので、SNSなどで拡散するといった対策が必要になる場合もあります。
あまりに理不尽で不自然な検索結果にはフィードバックを送ろう
これは私のツイートですが、ホント無茶苦茶なんですよね。今回のアップデートは。
先日のグーグルのコアアップデートはユーザー目線で見ても害悪でしかない。
例えば、『ザバス(プロテイン) レビュー』で検索しても上位をAmazon、価格com、ビックカメラが独占している。
レビューサイトを見たいユーザーは多いはずだ。#SEO対策 pic.twitter.com/Px85y8Vwaq— 金子 翔 (@kakerupc) 2018年8月8日
この他のにも『筋トレ』で検索すると1位(2018/8/9 現在)に来るのが『筋トレ』という名前の『星占い』サイト。もうワケが分からないです。タイトルしか合ってない。
ここまで不自然な検索結果にはフィードバックを送って抗議しましょう。フィードバックは検索結果のフッターにある『フィードバックを送信』から送れます。
やる事やったら、あとはグーグルが「この検索結果はオカシイ…」と思って対処してくれることを願いましょう( ;∀;)
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