先日、イケハヤことイケダハヤト氏が『ブログがオワコンである5つの理由』という動画を投稿しましたが、共感する部分もある一方「ここは違う」という点もあるので反論していきたいと思います。
↓既に反論している人も多く返り討ちにされているようですが、そんなことは気にしません。それではではいきましょう。
「動画がこれから来る」という主張に対して「いや、テキストは残る」みたいな「反論」をしてしまう人は、過去のメディア環境の変遷をよく見るといいと思う。
テレビや新聞も、そんな感じでじわじわ滅びているわけで。
新しいメディアの登場で、相対的に古いメディアのポジションは落ちていく。— イケハヤ@ブログ年商1.5億円 (@IHayato) 2018年11月7日
この記事の目次
今後動画が伸びるという点では共感
動画の内容を大まかに言うと「今後動画が伸びる分、相対的にブログは落ちる」って事なんですが、動画が伸びるという点ではその通りだと思います。
文章を読むのは疲れますが動画は楽ですからね。人間は『楽をしたい』生き物ですから、再生さえすれば情報が頭に入ってくる動画は好まれるわけです。
また、文章よりも動画の方が高いコンバージョンが見込めるという点もありますね。3、4年ぐらい前からでしょうか、情報商材の動画広告が出回り始めたのは。つまり、それだけ効果があるという事ですよね。
当然、企業側も商品が売れて欲しいわけですから、より高いコンバージョンが取れる動画に重点を置くわけです。
というわけで、視聴者側も企業側も動画を求めているわけですから、今後も動画コンテンツのシェアは拡大していくはずです。
【反論】ブログはオワコンではない4つの理由
しかし、動画のシェアが拡大したからと言って『オワコン』というレベルまでブログが衰退するとは思いません。それにはいくつが理由があります。
ブログの方が検索性が高いから
ブログつまりテキストのコンテンツは検索性が優れています。Googleで検索すればピンポイントで知りたい情報を知ることが出来ます。これは大きなアドバンテージです。
逆に動画はどうでしょうか?
イケハヤ氏の動画でも説明されていますが、Googleは動画コンテンツを優先的に検索上位表示しているのですが、「その情報は本当にピンポイントなのか?」という疑問があります。動画のタイトルが内容と一致している保証が無いわけですからね。
また、20分、30分の動画のどの部分にピンポイントに知りたい情報があるのか知る術がないんですよね。基本的に最初から最後まで見るしかないのです。
ブログの方が時間の節約になるから
先ほど説明した事に関連することですが、ブログは検索性が高いので知りたい情報だけをサクッと調べられます。つまり、無駄な時間を浪費することが無いのです。
動画はどうでしょうか?
先ほども説明した様に検索性が低いので、20分、30分もある動画をくまなく見る必要があります。しかもその動画に目的の情報が含まれているとは限りません。つまり、1時間、2時間無駄に時間を浪費する事になりかねないのです。
ブログ文化が好きな人がいるから
ブログのシェアは減るとしても、「動画より文章の方が良い」という人が存在し続ける以上はブログがオワコンになる事はありません。
ネットメディアが一般化しても新聞や雑誌といった紙媒体を好む人は多いですし、ゲームや音楽がダウンロード形式になってもパッケージにこだわる人がいます。それと同じで、動画ではなくブログを支持し続ける人が多くいても不思議ではありませんよね。
Siriにも負けない
イケハヤ氏は動画以外にもブログを脅かす勢力として『Siri』や『検索結果の最初に出てくる”事典”のようなもの(上の画像参照)』を挙げていますが、これもオワコンの理由とはならないでしょう。
なぜなら、Siriや事典の内容をブログにしている時点でそのブログの価値はありません。本来、ブログにはSiriや事典では知ることが出来ない『深く切り込んだ内容』を書くべきなんです。
深く知りたい人はSiriや事典ではなくブログを読みますから住み分けが出来ているんですよね。だからオワコンにはならないわけです。
差別化をすればオワコンにはならない
今後間違いなくブログはシェアを落としていきますが、それは動画やSiriなどと差別化が出来ていないブログがオワコン化しただけなんですよね。ブログならではのアドバンテージを活かしたコンテンツをしっかりと作ればオワコン化する事は無いでしょう。
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